◉apr.10___apr.14
───────────────────────────────────────ふだんから注目している人たちは、いまこの時世に、自分のすべきことを淡々と
されている印象がある。見習うべし。
図書館やスポーツジムから始まり、デパートや映画館など次から次へと街の灯が
消えてゆく。あたりまえに存在していたもののありがたみに気がつく。
キム・ギドクの新作《人間の時間》は評判が悪いようだが、現在のご時世への暗
示&揶揄として受け止められるような寓話として意味深い作品と云える。apr.14
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片方しかない靴下が20足ほどあるのだが、その片われというのは一体どこへ行く
のだろうか。apr.13
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警察官の姿をよく見かけるようになた。パトカーからなにもしていない風情の人
めがけて走りだす警官。一体なにをしているのか。
多勢の出演者が参加するステージの夢をみる。ふだん舞台の夢は準備ができてい
なくて焦る夢ばかりなのだが、出演者のお婆さんが、本番直前トイレに行きたい
と言いだす。みなでもう少しガマンができないかと言いながらも送りだすという
呑気なものであった。apr.11
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今日の話題は《東京物語》の原節子演ずる紀子は、義父の笠智衆亡きその後、再
婚したのだろうかということ。紀子は戦前のモラルに縛られており、それはない
だろうと。しかし、男性のこうあってほしい理想像に封じ込めることで、紀子=
原節子を神聖化しようとしているとおもえる。
最近、よく知人と谷崎の話になる。なんでも3番目の奥さんは松子夫人で、長年
恋い焦がれた相手とのこと。晩年は、恋の奴隷の如く崇め奉り、傅いている自分
に快楽を覚えていた。名作残してなければただの変態である。だが、いつの時代
も、変態が文化を爛熟させたことを忘れてはならない。
シャワーを浴びようと、Tシャツとパジャマを脱ごうとするのだが、脱いでも脱
いでも着ているというシュールな夢をみる。いったい、なんの暗示であろう。
先日、専門学校の講義スタートを4/20〜と調整してくれていたのだが、また変更
なんだろうな。apr.10
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